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製品・技術情報

脱磁装置イメージ

脱磁装置

鉄を素材としたモノ(製品)を作り出す製造業において、「脱磁」は
必要不可欠です。
NDKは、お客様の用途にベストマッチした、高性能で信頼性の高い脱磁装置を
ご提案。様々な要因で帯磁した製品や対象物を脱磁し、正常な状態に戻します。

※代表的な機器をピックアップしています。

ラインナップ

脱磁とは

脱磁の原理 外部から反転する磁界を徐々に小さくしながら、「0」に近づけていくことで脱磁していきます。 脱磁磁界曲線

生産工程に欠かせない“脱磁”とは何か?

一般的に鉄は「磁性体」といわれ、周辺の磁界の影響で容易に磁化されます。この磁化された磁性材の磁気を抜き取ることを「脱磁」と呼んでいます。磁化された磁性体は、

  1. 機械加工などの工程で鉄粉が吸着
  2. OA機器・計測器類に影響をおよぼす
  3. メッキに影響をおよぼす

―などの様々な不具合が生じるため、脱磁の必要があります。

磁区とは

脱磁を行うと磁区が振動され、不揃いな状態になります。

各領域間では自発磁化の方向が異なり互いに打ち消しあっていますが、外部から磁界をかけると全体として方向がそろい(図/左)強く磁化されます。
脱磁を行うと磁区が振動され、不揃いな状態になります(図/右)。

2つの脱磁方式

脱磁は、減衰していく「交番磁界」を発生させる方法により「距離減衰」と「電流減衰」の2つに大別されます。

距離減衰イメージ 電流減衰イメージ
2つの電流方式

交番磁界を発生させる電流は、「交流」と「直流反転」に分けられ、被脱磁物の脱磁部位により「交流方式」と「直流反転方式」のどちらかを選択します。

交流方式イメージ 直流方式イメージ

NDKの脱磁装置ラインナップ

電流種類 交流方式 交流・直流反転方式
減衰方式 貫通型(空芯型)
距離減衰
平面型(有鉄芯型)
距離減衰
極間型(有鉄芯型)
距離減衰
電流減衰
外  観 距離減衰:空芯型 距離減衰:有鉄芯型 極間型(有鉄芯型)距離減衰 電流減衰
主な特長 空芯コイルに発生する一定の交番磁界中を、コンベアなどで被脱磁物を通過させることで簡単に脱磁できる。 鉄芯にコイルを巻き、一定の大きな交番磁界を発生させ、複雑な形状のものでも脱磁できる。 鉄芯を上下に配置することで、鉄芯間に強力な交番磁界を発生。 空芯コイルなどに交流/直流電流を流し、電流を減衰することで磁界を減衰させる。被脱磁物を動かすことなく脱磁できる。
主な対象物 鋳鍛鋼品・棒鋼材など 機械加工品(小物) 機械加工品(小物)・焼結品 鋳鍛鋼品・棒鋼材など
電流種類 直流反転方式 インバータ方式 コンデンサ方式
減衰方式 電流減衰 距離減衰 電流減衰
外  観 電流減衰 距離減衰 電流減衰
主な特長 交流電流減衰と同じ原理により、直流を反転させながら減衰することで、非常に緩やかな交番磁界を発生。被脱磁物の内面にまで磁界が浸透し、強力な脱磁ができる。 IGBTを用いたインバータ制御にて低い周波数の一定な交番磁界を発生。これにより被脱磁物がコイル内を通 過することで内面まで脱磁できる。 オイルコンデンサとコイルの共振現象を利用し、強力な共振減衰磁界を発生させることで高保磁力材料の脱磁を行う。
主な対象物 パイプ・長尺品 棒鋼材・パイプ・長尺品など 磁石などの高保磁力材