交流脱磁の場合には表皮効果の影響で被脱磁物の内部が脱磁されない場合があります。
そこで「直流反転脱磁」をすることで内部の脱磁も行えます。
「直流反転脱磁」とは、商用電流を整流することで正方向磁化と負方向磁化の時間を任意に調整した、ゆるやかな交番磁界を用いる方法です。
直流成分の大きい順に、単相全波、単相半波となります。
被脱磁物の残留磁気が強い場合や断面積が大きい場合に下記の単相半波整流器ではなく、LF-20Mを使用することで脱磁パワーを向上させることが可能です。
NSバランス機能の搭載により、搬送ラインの方向による外部磁界の影響もキャンセル可能です。
型式 | LF-20M |
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入力 | 単相AC200V 200A |
脱磁電流 | 低周波型(単相全波)2000~0A |
脱磁時間 | 約30~120秒 |
使用方法 | 鋼材の残留磁気が強い場合や断面積が大きい場合などにはLF-1500に変わり、本器を使用することにより、脱磁力は強力になる。 |
参考外形寸法/ 重量 |
760×900×1410mm / 420kg |
ユニット | GD10-5 |