探傷装置における従来の検査員による目視判断・判定基準に代わり、ワーク・条件に合わせた画像処理検査方法と独自開発画像処理ソフトウェアにより「品質信頼性」「生産効率」の向上を実現します。
- ■誤判定率(例)※検収マスターワークでの条件となります
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・OK品をNGと判定する率 5%以下
・NG品をOKと判定する率 0%
- ■サイクルタイム(例)※検査方法・検査箇所・対象ワークにより異なります
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MT 1.8秒/個(小物部品)
PT 300秒/個(カムシャフト)
自動画像処理検査装置とは何か?
探傷装置における従来の検査員による目視判断・判定基準に代わり、ワーク・条件に合わせた画像処理検査方法と独自開発画像処理ソフトウェアにより「品質信頼性」「生産効率」の向上を実現します。
導入メリット
自動画像処理検査装置のご紹介
自動画像処理検査装置には、
1.磁粉探傷検査 2.浸透探傷検査 3.外観画像検査の3つがあり、お客様が検査したいワークに合わせ、最適な方法をご提案します。
磁粉探傷装置(MT)について
磁粉探傷検査は、キズ部分から発生する「漏洩磁束」現象を利用しています。試験体を磁化させることで、表面に散布した強磁性体の磁粉(または蛍光磁粉)がキズ部分に吸着。これを観察することでキズの検出が可能になります。
浸透探傷装置(PT)について
浸透探傷検査は、材料の非破壊検査法の一種であり、PT(Penetrant Testingの略)と呼ばれています。材料表面に開口した傷(クラック)が検出できます。吸水性の良いものやポーラス(多孔質)なもの以外、ほぼ全ての材料に適用できますが、検出できるのは「表面の開口している傷」のみです。
ワークに浸透性の高い浸透液を染み込ませることで表面に開口しているキズを検出します。
ワークに浸透液を適用後、余剰浸透液を除去し現像剤を適用するとキズ中の浸透液が吸い出され、キズ模様が拡大されます。
ステアリング・ラック/ハブ/コンロッド/クランクシャフト/アクスルシャフトなど
台車枠/車輪/車軸/連結器など
ビレット/スラブ/棒鋼/鋼管/シームレス管
車軸/その他
自動画像処理検査装置のご提案プロセス
社内に「テストルーム」を完備しています。自動画像処理検査装置や実験機でお客様の対象ワークを試験いたします。その上で、最適な装置や仕様、図面についてもご提案いたします。
まずはご相談ください。
・対象ワーク・対象疵仕様の確認
・装置責務サイクルの確認
・装置設置環境・ワーク供給(前工程)・搬出(後工程)方法の確認
・サンプルワーク※1,2に画像検出試験により最適な画像処理方法の検討
※1サンプルワークと は、検出対象の実疵が入った対象ワークのこと
※2サンプルワークが無い場合、人口疵加工を施し、確認試験が可能(人口疵加工は有償)
・画像処理試験結果のご報告
・画像処理試験結果に基づき、お客様の要求仕様に沿った自動画像処理検査装置の検討とお見積り