交流脱磁の場合には表皮効果の影響で被脱磁物の内部が脱磁されない場合があります。
そこで「直流反転脱磁」をすることで内部の脱磁も行えます。
「直流反転脱磁」とは、商用電流を整流することで正方向磁化と負方向磁化の時間を任意に調整した、ゆるやかな交番磁界を用いる方法です。
直流成分の大きい順に、単相全波、単相半波となります。
商用の交流電流を半波整流し、正負を転極しながら減衰させていきます。線材や鋼管などの長尺物の脱磁には本器を用います。
本器の出力ケーブルをコイル状に巻き、被脱磁物を入れて脱磁を行います。
NSバランス機能の搭載により、搬送ラインの方向による外部磁界の影響もキャンセル可能です。
型式 | LF-1500 |
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入力 | 単相AC200V 110A |
脱磁電流 | 低周波型(単相半波)1500~0A |
脱磁時間 | 約15~120秒 |
使用方法 | 線材や電縫鋼管などの長尺物を脱磁する場合には本器を使用する。 本器の出力ケーブルをコイル状に巻き、被脱磁物を入れて脱磁すると1束(1~2t等)と総めて脱磁を行うことが可能。 一般部品の脱磁を行う場合には脱磁時間の短縮も可能。 また二次負荷コイルの大きさにより低電流タイプもある。 |
参考外形寸法/ 重量 |
700×700×1275mm / 280kg |
ユニット | GD10-2 |