連続鋳造、圧延、造管、溶接、伸線などの各工程後に品質管理検査や脱磁
鋼片(スラブ、ブルーム、ビレット)、厚板、鋼管、薄板コイル、シームレス鋼管、鋼板(丸鋼、角鋼、平鋼、棒鋼、線材) etc.
浸透
探傷検査
磁粉探傷
検査
ビレットを装置内に引き込んで磁化、検査を行います。検査室ではビレットを回転させながら検査します。お客様の用途や工場レイアウトに応じて搬入、磁化、検査、搬出までの装置全体の設計・製造を行います。周波数変調型電源(HF電源)を使用することで不感帯の低減も可能です。検査液の適用は従来のシャワー式の他に噴霧方式の採用も可能です。
装置の 主な仕様 |
検査対象 | :ビレット、角鋼など | 温度 | :常温(0~50度) |
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寸法 | :□100mm~□175mm程度 | 磁化方式 | :複合磁化(軸通電+移動式コイル) | |
表面 | :ショットブラスト肌 | サイクル | :約80秒/本 |
磁粉探傷
検査
ビレットや鋼管が走行した状態で磁化、検査を行います。搬送ライン上に検査装置を設置するために、設置スペースは小型化可能です。HF電源の使用で不感帯の低減も可能です。
装置の 主な仕様 |
検査対象 | :ビレット、角鋼など | 温度 | :常温(0~50度) |
---|---|---|---|---|
寸法 | :□100mm~□175mm程度 | 磁化方式 | :複合磁化(ヨーク・コイル) | |
表面 | :ショットブラスト肌 | 搬送速度 | :約30m/min | |
※HF電源の使用で不感帯の低減 ※噴霧式磁粉液適用にて安定した探傷 |
磁粉探傷
検査
走行可能な自走式4極ハンドマグナ。小型・軽量ながら高性能を誇り、正確で安定した探傷が行えます。節電仕様で作業中に本体が熱くなりにくいのも特長です(リフティングパワーは従来どおり4.5kg※)。
※ 10ポンド以上
4極マグナ
磁粉探傷
検査
鋼管の管端部の磁粉探傷検査を行います。装置を管端部に挿入し、鋼管を回転しながら検査を行います。管端部、外周・内周部(端面から約300mm)に対応しております。カメラを用いたモニタリングシステム、自動探傷も可能です。
被検査物 条件 |
管・鋼種 | :小径・低炭素鋼 | 肉厚 | :14mm~28mm |
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全長 | :6~7m | 検査範囲 | :管端から280mm まで | |
外径 | :67mm~156mm | キズ方向 | :円周方向 | |
内径 | :39mm~109mm |
渦電流
探傷検査
試験体の左右を挟み込む2つのヨークが回転することで、試験コイルの表面を磁化し、傷から漏洩する磁束をセンサによって傷を検出します。AC(交流)磁界方式なので、超微細な表面欠陥まで発見できます。製鉄ラインの薄板やコイルなどの探傷に最適です。
渦電流
探傷検査
材料径40〜200mmまでの棒状鋼材(丸棒/パイプ、鋼管、棒鋼など)表面に発生する傷を検出。8チャンネル/磁化周波数7kHz、最大回転数800rpmの性能を持ち、高精度かつ安定した探傷検査が行えます。
装置の 主な仕様 |
材料径 | :40 ~ 200 mm | 回転数 | :800 rpmまで |
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チャンネル数 | :8 | 生産ライン速度 | :1.6 m/sまで | |
プローブ間距離 | :10または12.5 mm | 最小欠陥長さ | :7.5 mm | |
磁化周波数 | :7 kHz |
渦電流
探傷検査
鉄鋼ラインでの丸棒・線材用検査は、「1.送り出し装置」「2.速度センサー」「3.近接スイッチ」「4.探傷部」「5.マーキング」「6.仕分け」の6つで構成されます。日本電磁測器は、コアユニットの漏洩磁束探傷装置(または渦流探傷装置)はもちろん、そのインラインのラインの全体をトータルに設計・製造いたします。
超音波
探傷検査
探触子から発生する超音波を試験体に当て、内部を伝搬・反射するエコーで傷の有無や位置を検出。磁粉探傷のように表面だけでなく、試験体内部にある傷も発見可能。ワーク走行式で、直径20〜120mmの丸棒鋼に対応しています。
装置の 主な仕様 |
検査対象 | :丸棒鋼 | 検出能力 | |
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寸法 | :直径20~120mm | ・LWモード | :FBH 0,7mmまたはSDH0,3×10mm (グレードによる) |
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表面 | :ショットブラスト、面取り加工 | |||
温度 | :常温(0~50度) | ・SWモード | :ノッチ0,3×0,3×10mm(表面条件による) | |
探傷速度 | :120m/min | ※探傷装置部はMetalScan社製 |
超音波
探傷検査
丸棒専用のフェイズドアレイ式超音波探傷(UT)装置。試験体を半固定した状態でセンサー自体を動かして探傷するため、正確かつ安定した検査が行えます。探傷ユニットは、全世界で定評の高いメタル・スキャン社製を採用。
装置の 主な仕様 |
検査対象 | :丸棒鋼 | 検出能力 | |
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寸法 | :直径50~600mm | ・LWモード | :FBH 0,7mmまたはSDH0,3×10mm (グレードによる) |
|
表面 | :ショットブラスト、面取り加工 | |||
温度 | :常温(0~50度) | ・SWモード | :ノッチ0,3×0,3×10mm(表面条件による) | |
※探傷装置部はMetalScan社製 |
超音波
探傷検査
シームレス管と溶接管に対応した鋼管用超音波探傷(UT)装置です。最小35から最大503mmまでのサイズの鋼管を探傷でき、縦(L)/横(T)/斜め/ラミネーション(LAM)/肉厚(WT)、直径・偏心率などの計測も可能です。
装置の 主な仕様 |
検査対象 | :シームレス管、溶接管 | 検出対象: | |
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寸法 | :直径35~503mm | 縦(L)、横(T)、斜め、ラミネーション(LAM) 肉厚(WT) 直径と偏心率 |
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速度 | :60m/min | |||
※探傷装置部はMetalScan社製 |
統合
システム
棒材の表面と内面の欠陥を検査するための統合システムです。この事例の場合、漏洩磁束探傷(MLFT)と回転式超音波探傷(UT)を組み合わせた装置となります。NG-OK判定、各種データの記憶も可能です。UT部分はフェイズドアレイ装置の適用も可能です。
装置の 主な仕様 |
検査対象 | :丸棒鋼 | 漏洩磁束探傷(MLFT)と 回転式超音波探傷(UT)の統合システム |
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寸法 | :直径50~135mm | |||
表面 | :ショットブラスト、面取り加工 | ※漏洩磁束探傷:プルーフテクニック社 | ||
温度 | :常温(0~50度) | ※回転式超音波探傷:エムアイシステム社 |
リフティングマグネットによる磁化、MTやETによる磁化など生産工程において鋼材が磁化されることがあります。これらの磁化により切断や溶接などに悪影響を及ぼすことがありますので、鋼材を適切に脱磁する必要があります。NDKでは材料・用途に応じて様々な脱磁ソリューションを提案しております。
脱磁
脱磁
交流波形で脱磁を行うと、表皮効果により被脱磁物の内部まで 脱磁されない場合があります。
そのような時には「直流反転」 方式を用いた本器で内部磁気の脱磁が可能です。単相全波整流なので、特に断面積の大きい棒鋼、パイプ、束脱磁、厚板材に効果的です。
結束した鋼材や管材をクレーン等で搬送し、稼動式脱磁コイルによって脱磁をおこないます。
脱磁
独自開発のインバータ電源を採用することで、鋼板を走行しながらの脱磁を実現しました。NSバランスの調整により脱磁性能を向上。厚板の内部まで磁場を浸透させるために脱磁磁場の周波数を設定可能です。
鋼材の品質管理に使用する『刻印読取装置』や、厚鋼板の生産ラインで鋼板の幅を測定する『厚延鋼板用幅測定装置』を用意しています。
どちらも、インライン化/オフライン化のご要望にお応えできますのでご相談ください。
その他の装置
ビレットに刻印された文字を読み取ります。チョークやペイントがされていても刻印の凹凸を読み取りますので、認識可能です。
学習機能を搭載することで、読取数が増えることで認識率が改善されます。
その他の装置
蛇行していても鋼板のエッジを追従するので、測定可能です。
補正機能を搭載することで、鋼板の歪みもに対応できます。