一般に人の耳で聞き取ることができる範囲は 2Hz~20kHz と言われています。
超音波探傷検査で使用する周波数は20kHz 以上の音波を利用しています。この20KHz 以上の音波を超音波と言います。
超音波の発生は探触子といわれる物を使用します。この探触子の内部には超音波の発生、受信を行う振動子が組み込まれています。
探触子を試験体に当て超音波を発生すると音波は試験体の内部を伝搬し、きずが無い場合、超音波は底面で反射し(エコー)再び探触子に戻ってきます。
途中にきずがあると底面より先にきずからのエコーが探触子に戻ってきます。このエコーを探傷器に表示される図形で捉え、きずの有無や位置を評価します。